先月の記事で、こんなことを書きました。
うちは、動画はテレビで観ると決めています。そう決めた理由は、別の記事に書きます。

約束したので、その理由を書こうと思います。
それで、昔のことを思い出したりテレビの録画リストを見たり、当時のことを調べてみたんです。
すると、ちょっと意外なことに気づきました。
「テレビで観る」と、家族で決めた覚えがない。
2022年2月4日、金曜ロードショー
レコーダーの録画リストに、その日付が残っていました。
2022年2月4日。
録画されていたのは、金曜ロードショーの『ゴーストバスターズ』。
1984年公開の映画です。
私が子どものころに観ていた映画でした。
当時、息子は年長さん。
小学校に上がる2か月前です。
そのころの息子は、とにかく「おばけ」にハマっていました。
保育園にあった「おばけ図鑑」を読んで、怖い話を聞きたがる。
でも夜になると、電気を消せない。
「怖いものが好き」という、あの年齢特有の矛盾した時期(笑)
そんなとき、金曜ロードショーの予告が流れました。
『ゴーストバスターズ』です。
すると息子が、
「これ観たい」
と言いました。
私がしたのは、ポチっと録画予約だけ
そのとき私が言ったのは、たしかこんなことでした。
「パパとママと3人で観ると楽しいかもよ。おばけ出てくるし、怖いかも」
そして、家のレコーダーで録画予約。
やったことは、それだけでした。
「スマホではみせない」
「タブレットは禁止」
「映画はテレビでみる」
そんなルールを決めた記憶がなかった…。
そもそも、タブレットで映画を観るという発想自体がなかった。
なぜ、タブレットを思いつかなかったのか
あとから考えてみると、理由はわりと単純で
私にとって映画は、昔から家族で観るものでした。
私が子どものころ、映画館に連れて行ってもらった記憶はありません。
私が観たいといった映画番組がある金曜日になると、その日だけ特別に、夜9時ごろにテレビをつける(普段は9時消灯)
CMのたびにトイレに行ったり、飲み物を取りに行ったりしながら、最後まで観る。
私にとっては、それが映画の時間でした。
だから息子が「ゴーストバスターズを観たい」と言ったときも、何かを選んだという感覚はありませんでした。
いつものように録画して、家族で観よう。
たぶん、それだけだったんだと思います。
「スマホでは観せない」と決めたわけでもない。
「タブレットは禁止」とルールを作ったわけでもない。
そもそも、タブレットで映画を観るという発想が、私の中になかったんですよね。
振り返ってみると、私が子どものころから馴染んできた映画の時間が、そのまま息子との時間にもなっていた。
「動画はテレビで観る」というルールを作ったというより、私にとって自然だった観方が、いつの間にか家のスタイルになっていた。
そんなことだったのかもしれません。
そこから4年。録画リストを見返してみた
せっかくなので、録画リストを並べてみました。
| 放送日 | 作品 | 公開年 |
|---|---|---|
| 2022/2/4 | 『ゴーストバスターズ』 | 1984年 |
| 2023/5/19 | 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』 | 1981年 |
| 2023/5/26 | 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』 | 1984年 |
| 2023/6/23 | 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』 | 1989年 |
| 2023/6/30 | 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 | 2008年 |
| 2024/3/29 | 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』 | 2022年 |
| 2025/2/7 | 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 | 1985年 |
| 2025/2/14 | 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』 | 1989年 |
| 2025/2/21 | 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』 | 1990年 |
| 2025/10/17 | 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 | 2023年 |
並べてみて、ちょっと笑いました。
『アフターライフ』と『運命のダイヤル』以外、ほとんど、私が子どものころに観ていた映画です。
そして全部、金曜日。
私の中にある「映画を観る」という記憶と、息子との映画鑑賞が、いつの間にか重なっていました。
いちばん刺さったのは、インディ・ジョーンズ
なかでも印象に残っているのが、インディ・ジョーンズです。
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から始まって、
『魔宮の伝説』
『最後の聖戦』
そして『クリスタル・スカルの王国』。
1980年代の作品を、2023年になって7歳の息子と観ることになりました。
「おもしろい」
2023年6月30日。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を観終わったあと、息子が言いました。
「おもしろい」
それを聞いたとき、なんだか不思議な気持ちになりました。
私も、インディ・ジョーンズを観て「おもしろい」と思っていたからです。
40年前から私が夢中になったシリーズを、7歳が面白いと言ってるー。
映画って、こういうことがあるんですね。
親子だなぁ、としみじみ。
でも、話はここで終わりませんでした。
映画の次に「レゴが欲しい」と言い出した
映画を観終わった息子が、
「インディ・ジョーンズのレゴが欲しい」
と言い出しました。
調べてみると、すでに廃盤。
しかも2008年のシリーズです。
息子が生まれる前のレゴでした。
新品を普通に買えるような商品ではありません。
結局、メルカリで探して購入しました。
そして届いたあと、息子は映画の一場面を自分で作っていました。

今思えば、わが家が「廃盤になったレゴを探して買う家」になっていったのは、このあたりからだったのかもしれません。

映画を観て、
「面白かった」
で終わらず、
「この世界のレゴが欲しい」
になる。
子どもの興味って、面白いところにつながっていきます。
不思議と、いまの映画はあまり観ない
息子が興味を持つのは、なぜか昔の作品が多いんです。
いまの作品で唯一かなりハマっているのが『マンダロリアン』。
ただし、スター・ウォーズ本編がものすごく好きなのかというと、そうでもない。
なのに、ジャバ・ザ・ハットは好きらしい。
……理屈がよく分かりません。(たぶんゴーストバスターズに出てくるお化けと形が似ている??)
まあ、子どもの「好き」なんて、だいたいそんなものですよね。
親が「これは絶対好きだろう」と思ったものには興味を示さず、なぜそこ?というところに食いついたりします。
4年たって、本人に聞いてみた
この記事を書くために、息子本人にも聞いてみました。
「動画をテレビで観るの、どう思ってる?」
返ってきた答えは、
「テレビの方が大きいから、テレビの方がいい」
でした。
あら?
「動画はテレビで観る」というルールについて話すつもりだったのに、ルールの話が一度も出てこず。
私が「決めたこと」だと思っていたものは、息子にとっては、
「テレビのほうが画面が大きいから」
というだけだったようです。
もう少し聞いてみました。
「スマホやタブレットで観たいと思うことある?」
すると、
「YouTubeはiPadで見たい」
とのこと。
全部テレビじゃありませんでした。
映画やドラマはテレビ。
YouTubeはiPad。
本人なりに、勝手に使い分けている。たぶん私がダメと言ったショート動画を観たいからかと…。
友だちはどうしてるの?
ついでに聞いてみました。
「友だちはどうしてる?」
すると、
「Switchで見てる」
とのこと。
そうなんだ。
それ以上は聞きませんでした。
よその家の動画の見方は、よその家のものです。
わが家には、わが家の観方があればいい。
そう思っています。
実は、同じことが3回起きていた
この記事を書きながら、もうひとつ気づいたことがあります。
わが家では、映画とレゴの間を行ったり来たりすることが、3回起きていました。
1回目
2022年2月。
息子が『ゴーストバスターズ』の予告を見て、
「観たい」
と言った。
1984年の映画でした。
2回目
2023年6月。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を観て、
「レゴが欲しい」
と言った。
そして廃盤レゴを探すことになりました。
3回目
2026年8月。
私が、
「X-ファイル、ママが学生のころに観てた」
と言いました。
すると息子が、
「ぼくも欲しい」
と言って、レゴを組みました。
そして最後には、
「ドラマが観たい」
と言い出しました。

面白いのは、2023年は、
映画 → レゴ
だったのに、
2026年は、
レゴ → ドラマ
だったこと。
入口が違うだけで、結局同じところに戻ってきています。
映画やドラマを観る。
その世界が気になる。
レゴを組み立てる。
また、その作品を観たくなる。
どうやら、うちの息子はこのループが好きらしい。
「テレビで観る」というルールは、たぶん守られていない
こうして考えると、
「わが家では動画はテレビで観る」
という最初の話も、ちょっと違う気がしてきました。
決めたのは、私。
でも続いているのは、息子が「テレビのほうが大きいから」と思っているから。
つまり、ルールが守られているわけではありません。
本人が、自分に合う観方を選んでいるだけでした。
だからYouTubeはiPadで観る。
映画やドラマはテレビで観る。
それでいいのかなと思っています。
ひとつだけ、困っていること
昔の映画ばかり観ていると、困ることがひとつあります。
金曜ロードショーは、待つしかないんですよね。
観たい映画がいつ放送されるかは分からないし、そもそも放送されるとも限りません。
「あれ、もう一度観たいな」と思ったときに、配信サービスならあるのかな、と調べることが増えました。
配信サービスでは、ネトフリとアマプラに加入しています。ただ2026年9月現在、インディ・ジョーンズは無いんですよね。
なので、テレビに録画したデータはロックをかけています。
他の配信サービスに入ったら、そのときにまた書こうと思います。
40年前の映画を、10歳と観られるとは思わなかった
私が子どものころに観た映画を、息子と一緒に観る。
それだけなら、たいしたことではないのかもしれません。
でも、その映画がきっかけになって、
レゴを欲しがったり、
廃盤になったものを探したり、
昔のドラマに興味を持ったり。
思いもしなかった方向に話が広がっていきました。
『ゴーストバスターズ』も。
『インディ・ジョーンズ』も。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も。
私にとっては「昔の映画」です。
でも息子にとっては、初めて出会う映画。
映画は古くなっても、「初めて観る人」にとっては新しい。
それを、ここ数年で実感しています。
そして、もしまた息子が、
「これのレゴ欲しい」
と言い出したら。
……そのときは、ちょっと困ります。
廃盤じゃないことを祈ります。


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