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『ぽんたのじどうはんばいき』 作 加藤ますみ 絵 水野二郎
ふもとの村で自動販売機を見た たぬきのぽんた。
お金を入れると、いろんなものが出てくる不思議な箱。
葉っぱをいろんなものに変えるのが得意なぽんたは森へ帰って自動販売機を作ることにしました。
『うえのくちから はっぱをいれて ほしいものを いってください』と張り紙をして待っていると
やって来たのは、いばりんぼのライオン、きつねのおんなのこ、歯が痛いさるくん・・・
ぽぽんの ぽぽんで すぽぽんの ぽん! の楽しいかけ声で森の動物たちの願いを次々かなえていきます。
最後にやってきたのは、たぬきのおんなのこ。女の子の願いごとは、ちょっと難しいものでした。ぽんたはしばらく「う~ん」と考えて、そしてとってもいい方法を思いつきます。
動物たちの難しいリクエストに一生懸命、知恵を絞って考えるぽんた。読みながら一緒に考えて悩んだりドキドキしたり、人を喜ばせる嬉しさや工夫する楽しさを感じられます。
文章もテンポ良く楽しいお話で、絵は大好きな水野二郎先生の作品です。かわいらしいぽんたと森の動物たちが優しい絵で描かれています。
この本を読んだ後は、自動販売機ごっこをしたくなりますよ。