保育士がおすすめする親子で一緒に楽しめる『絵本』と『工作』

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  • 日々の出来事

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幸せな匂いの記憶

先日の夕方のこと。

年長の男の子が、床に座った男性職員の背中に抱きついて遊んでいました。

彼はその職員の頭の中に何度も顔をうずめています。

 

暑い日が続く今年の夏、その日も朝から蒸し暑く、外遊びやプールで大人も子どももたっぷり汗をかいた後でした。

え~っ、汗臭いでしょうに・・・と思いながら見ていると、恍惚の表情で、嬉しそうに何度もくんくんしているのです。

 

顔を上げた彼が嬉しそうに言いました。
「〇〇先生のあたま、僕とおんなじ匂いがする~」

子どもって面白いな~と思うのはこういう時。思わず笑ってしまいました。

 

そう言えば、以前テレビで『自分の足のにおいが好き。つい嗅いでしまう』とか、『愛犬の肉球の香ばしいにおいが好き。ずっと嗅いでいたいわぁ』なんて言ってる人がいたのを思い出しました。

共通しているのは大好きなもののにおいということ。彼は自分のことも、その職員のことも大好きなんです。

 

 

夕方、お迎えに来たお母さんにこの話をしました。

「男の子って、汗かいて臭いんですよね~」と言いながら、愛おしそうに汗をかいた息子の頭に指を通し、ぐしゃぐしゃっとかきあげました。
「うちでもよく、私が『わ~。〇〇の頭、汗の酸っぱい匂いがする~。ピクルスみたいな匂いだね~』と言うと、お兄ちゃんと二人で『ほんとだ~酸っぱい酸っぱい。ピクルスだ~』と騒いでるんですよ~」と話してくれました。

 

汗のにおいは子どもが一日元気に遊んだ証。お母さんの受け止め方次第で子どもの価値観も変わります。

彼の中で汗のにおいは臭くて恥ずかしいものではなく、子供の頃の幸せな記憶として刻まれたと思います。

 

彼は自分のことが大好き。お父さんお母さん、お兄ちゃんが大好き。

他人からしたら臭いにおいも彼には大好きな人の大好きなにおい。

 

思春期になれば、そんなこと言ってられないくらいの強烈な臭いを放つ時期もくるでしょう。

だから、今のうち。

 

親の手を離れ、大人になって、汗をかいた時、ピクルスを食べた時、彼がふと思い出すのは、子供の頃の幸せな記憶。

そうなったら素敵だな・・。そんな素敵な種を、いっぱい蒔いておいてあげたいですね。。


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