- 子育て
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『Good & New』 良かったこと と 初めてのこと
懇談会などで参加者の緊張を解くために行うアイスブレイクに『Good & New』(グッド アンド ニュー)というものがあります。
自分の身の回りで起きた『良かったこと』または『初めてのこと』について、話してもらうというものです。
こんな話があります。アメリカのある高校がひどく荒れていた時、教師が毎朝、生徒に問いかけたそうです。
「今日のGood & New は何?」と。そうして半年が過ぎる頃には生徒達に変化があらわれ、穏やかで落ち着いた学校になったという実例があるのだそうです。
なぜ、そんな変化が起きたのかというと・・・人間の脳は質問されると、答えを探して高速で働き始めるそうです。そして、良いことや前向きなことを考えている時、同時に逆のこと(=悪いことや後ろ向きなこと)は考えられないのだそうです。
もともと、人の脳は放っておくとネガティブな方に傾いているのだそうです。
それは、生命の維持の為、危険回避するよう本能として備わっているものだそうです。もちろん、この危機管理能力は大切なのですが・・・
だからこそ、グッドアンドニューの質問を意識的に、継続的に行うことにより、脳も次第にポジティヴな面にスポットを当てるようになり潜在意識にポジティヴな思考が上書きされていきます。
毎朝の質問に答えようと一日を振り返り、良かった事を考える事によって高校生達の気持ちも前向きになり、落ち着いたというわけです。
夜、寝る前に一日を振り返って「今日のGood & New は何があったかなぁ」と考えてみましょう。自分でも忘れていたことや見過ごしていた小さな幸せをいくつもいくつも発見することができるようになります。
お子さんが幼稚園や学校から帰って来たとき「今日はどうだった~?」と漠然と聞くのではなく「今日は何が楽しかった?」「今日はどんな良いことあった?」「その時どんな気持ちだった?」と具体的に聞いてみましょう。きっとお子さんも家に帰って話をするのが楽しくなると思いますよ。
我が家の息子達が小学生の頃、夕飯の時に「今日のGood & Newはねぇ・・・」と楽しそうに話していたのを思い出しました。
決して真顔で詰問してはダメですよ~(笑)。楽しくなくなりますから。今日はいくつあった、という風にゲームみたいにしても楽しいし、何にも良いことがないという子には特別なことではなく、帰り道にかわいい花が咲いているのをみつけたとか、ベランダにチョウチョが飛んできたとか、ヒントをあげてください。
あっという間に10個や20個、思いつくようになります。