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前回、しまうまプリントの写真プリントを3種類比べました。

その記事の最後に、
「新しいオリジナルとスタンダードを、同じ写真で比べてみます」
と書きました。
今回は、その続きです。
比べるのは、L判1枚10円の新しい「オリジナル」と、12円の「スタンダード」。同じつつじの写真を並べて、2円の差が仕上がりに表れるのかを確かめます。
「オリジナル」と「スタンダード」、何が違う?
2026年9月8日、しまうまプリントに新しい「オリジナル」が登場しました。
L判1枚10円。手頃な価格で注文できる、新しい写真プリントです。
ここで少しややこしいのが、商品名。
以前「しまうまオリジナルプリント」と呼ばれていた商品は、現在の「スタンダード」です。今回登場した「オリジナル」は、それとは別の商品になります。
公式サイトでは、新しいオリジナルをこれからの主力商品と紹介しています。開発ストーリーには、CO2排出や廃液、水の使用量を減らす工夫についても記載されています。
それぞれの違いを、公式の仕様に沿ってまとめました。
| 比較項目 | オリジナル | スタンダード |
|---|---|---|
| L判1枚の価格 | 10円 | 12円 |
| 印刷方式 | デジタルプリント | 銀塩プリント |
| 公式が案内する色合い | くっきり鮮やか | 自然な色合い |
| 選べるサイズ | ましかく・L判 | ましかく・L判・2L判 |
| 裏面 | 白無地・裏面印字なし | 白無地・管理番号あり |
※価格は2026年10月13日現在、税込です。公式サイトにある「1枚6円〜」「1枚9円〜」という表示は、最も安い「ましかく」サイズの価格。L判では、それぞれ10円と12円になります。
以前の「しまうまオリジナルプリント」を気に入っていた人は、商品名が変わっている点に注意してください。
今回気になったのは、1枚あたり2円の差が、実際の写真でも分かるのかということ。
10枚注文しても、プリント料金の差は20円です。この金額で仕上がりにどんな違いがあるのか、実物を見てみることにしました。
今回注文した写真は10枚
今回は、新しいオリジナルをL判で10枚注文しました。
そのうち1枚は、前回の記事でも比較した、2019年にニコンの一眼レフで撮影したつつじの写真です。
この1枚だけ、前回注文したスタンダードと直接比較します。残り9枚はスマホで撮影した別の写真で、オリジナルの仕上がりを確認するために選びました。
つつじの写真は、前回と同じ画像を使っています。RAW画像をLightroomで現像しDisplay P3で書き出して保存していましたが、プリントを注文する際にsRGBに変換しました。明るさや色味は調整していません。注文時の「色調補正」もOFFにしています。
今回の比較では、写真データや色調補正の条件をそろえ、プリントの仕上がりを見比べます。
色空間について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

出荷まで13日と聞いていたけれど、実際は6日
注文したのは、9月29日です。
その時点で、しまうまプリントのお知らせには、新しいオリジナルの出荷までに13日程度かかると案内されていました。
ところが、10月5日に出荷のメールが届きました。注文から6日後です。
| 項目 | 日付 |
|---|---|
| 注文 | 9月29日 |
| 出荷 | 10月5日 |
| 到着 | 10月13日 |
到着したのは10月13日。注文から14日後、出荷から8日後でした。
発送のお知らせメールに記載されていた到着予定日は10月9日〜13日。予定期間の最終日に届いたことになります。
ただし、13日という出荷目安は、9月29日に注文した当時の案内です。しまうまプリントのお知らせは10月8日に更新され、その日以降の注文では出荷まで10日程度と案内されています。注文時期によって目安が変わるため、最新の情報は公式ページで確認してください。

今回の支払い総額は250円。L判オリジナル10枚のプリント料金100円に、メール便送料150円を加えた金額です。
全額をVポイントで支払ったため、現金の持ち出しはありませんでした。
届いた写真と梱包

届いた写真は、前回のスタンダードと同じように、プラスチックのトレイに入っていました。
1枚10円になっても、私の手元に届いた梱包に違いはありません。
裏面を見比べる
オリジナルの裏面には、何も印字されていません。白無地です。
一方、手元にあるスタンダードには、管理番号が印字されています。
この違いは、公式サイトの仕様にも記載されています。
裏面に番号を残したいかどうかも、選ぶ際の小さな判断材料になりそうです。
手触りと反り
オリジナルの手触りは、以前注文した「NEWデジタルプリント」に近いと感じました。
表面は強いツヤがあるというより、マットに近い印象。さらっとしていて、私の手元では指紋も目立ちにくく感じます。
ただし、以前のNEWデジタルプリントと同じ機材や材料、製造工程が使われているかどうかまでは確認できていません。
なお、NEWデジタルプリントは2026年9月8日に提供を終了しています。
反りについては、届いた時点で気になるものはありませんでした。
以前注文したスタンダードも、私の手元では10枚とも平らな状態でした。
つつじの写真を並べてみる

2枚を並べてみると、オリジナルのほうがピンクが濃く見えます。
スタンダードは少し青みを感じるピンク。対して、オリジナルは赤みが強く、花の色がくっきりしている印象です。
公式サイトでは、オリジナルを「くっきり鮮やかな色合い」、スタンダードを「自然な色合い」と紹介しています。
今回のつつじに限っていえば、私の目には、その説明に近い違いが感じられました。
では、目で見た印象だけでなく、数字でも同じ傾向が見えるのでしょうか。
つつじの写真をスキャンして比べる
目で見た違いが気のせいではないか確かめるため、オリジナルとスタンダードを同じ設定でスキャンしました。解像度は300dpi、保存形式はPNGです。


比較した数値は次のとおりです。
| 比較項目 | オリジナル 10円 | スタンダード 12円 |
|---|---|---|
| 全体の明るさ | 107.9 | 105.8 |
| いちばん明るい所 | 200.9 | 202.1 |
| 暗い所の明るさ | 32.6 | 38.8 |
| 色の濃さを示す指標 | 43.6 | 31.3 |
| つつじの色(R・G・B) | 186, 80, 108 | 170, 86, 121 |
| ざらつきを示す指標 | 11.2 | 8.1 |
※明るさは0(黒)〜255(白)の範囲です。暗い部分の数値は、オリジナルのほうが低くなっています。色の濃さとざらつきは、同じ条件でスキャンした画像を比較するために算出した値です。これらはメーカーが公表している測定値ではなく、スキャナーの特性や測定範囲によっても変わります。
今回のスキャンでは、オリジナルのほうが全体の明るさはわずかに高く、暗い部分はより暗い数値になりました。色の濃さを示す指標も、オリジナルのほうが高くなっています。
つつじの色をRGB値で見ると、オリジナルは赤の値が高く、青の値が低い結果です。目で見たときに感じた「オリジナルのほうが赤みの強いピンク」という印象とも合っています。
ただし、これは今回のつつじの写真を、同じ条件でスキャンした結果です。別の写真でも同じ差が出るとは限りません。
拡大して見ると、オリジナルには細かい点々が見え、スタンダードのほうがなめらかに感じられました。
とはいえ、普段の大きさで見ていると、点々はほとんど気になりません。私の場合は、拡大してようやく気づく程度でした。老眼もあるので、普段の見方では気にならなかったのかもしれません。
以前のNEWデジタルプリントとも比べてみた
新しいオリジナルと、すでに提供が終了した「NEWデジタルプリント」のつつじも並べてみました。

私の目には、オリジナルのほうが明るい部分と暗い部分の差がはっきりしていて、くっきり見えます。
以前のNEWデジタルプリントは、全体に少し黄ばんだ印象がありました。オリジナルでは、その黄みが抑えられ、すっきりした色に感じます。
スキャン画像でも、いちばん明るい部分の数値はNEWデジタルプリントが190.6、オリジナルが200.9でした。
ただし、どちらもデジタルプリントという点は共通していますが、同じ製造工程や材料を使っているかどうかは確認できていません。 数値もスキャン画像を比較した結果であり、印刷方式そのものの違いを証明するものではありません。
スマホで撮った9枚はどうだった?
残りの9枚は、スタンダードでは注文したことのない写真です。そのため、ここは直接の比較ではなく、オリジナルだけを見た感想になります。
印象に残ったのは、スマホの画面で見ていた色に近いこと。
撮影したあと、スマホで何度も見ていた写真が、その色合いに近い雰囲気で紙になったように感じました。
もちろん、スマホの画面と紙の写真では、光の仕組みが違います。すべての色が完全に一致するという意味ではありません。
それでも、私が今回プリントした9枚では、色が鮮やかで、普段スマホで見ている印象に近い写真に仕上がったと感じています。
家族に見せてみたら
つつじの写真を見た息子は、
「ピンクの色が濃いね」
と言っていました。
夫と息子は、スタンダードよりもオリジナルのほうが「キレイ」と感じたそうです。
理由を聞くと、スマホの画面で見ている色に近く、鮮やかに感じられるからとのこと。
家族の感想も、私が感じた違いと重なっていました。
私なら、どちらを選ぶ?
私は、もともと銀塩写真が好きです。
なので、自分用に選ぶなら「スタンダード」にします。
一方、夫と息子は「オリジナル」を選びました。
これは、どちらが正しいという話ではないと思います。
私にとっての「きれいな写真」は、長く見てきた銀塩写真の色に近いもの。夫や息子にとっては、毎日見ているスマホの画面に近く、鮮やかな色のほうが自然に感じられるようです。
何を「きれい」と感じるかは、普段見慣れている色によっても変わるのかもしれません。
スマホで見ていた色に近い写真を手頃な価格で残したいなら、オリジナルは選択肢になりそうです。
一方、落ち着いた自然な色合いが好みなら、スタンダードも候補になります。さらに印画紙にもこだわりたい場合は、FUJICOLORも比べてみる価値があります。
まとめ|2円の差より、好みの色で選ぶ
しまうまプリントの価格ページを見る(公式サイト)しまうまプリントの新しいオリジナル(L判10円)とスタンダード(L判12円)を比べてみました。
直接比較できたのは、同じつつじの写真1枚です。その写真では、オリジナルのほうがピンクが濃く、赤みが強く感じられました。拡大すると細かい点々も見えましたが、普段の大きさで見る分には、私には気にならない程度です。
夫と息子は、スマホの画面で見慣れた色に近く、鮮やかに見えるオリジナルを選びました。私は銀塩写真らしい色合いが好みなので、スタンダードを選びます。
今回の比較だけで、どんな写真でも同じ違いになるとは言えません。それでも、2円の差だけで選ぶより、自分が好きな色合いや仕上がりを基準に選ぶことが大切だと感じました。
オリジナルは、L判10枚ならプリント料金100円。スタンダードなら120円です。送料を除いた差は20円なので、枚数が多いほど合計金額の差も大きくなります。
色の好みと予算を考えながら、自分に合う仕上げを選んでみてください。

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